ごきげんよう、シロマ(@shiroma_4646)だよ。
仮想通貨取引を行うときに必ず必要となるものに、ウォレット(wallet)というものがあります。
ほとんどはPC上で動くアドオン(拡張機能)形式であったり、applestoreなどからダウンロードできるスマホアプリだったりします。
で、このウォレットというのがなんなのかというと、普通に使っているかぎりは文字通り『仮想通貨を入れておく財布』という認識で合っているのですが、厳密に説明すると少し異なります。
今回はこのウォレットについて解説していきます。
ウォレットは仮想通貨を入れる財布の鍵
正確に言うと、ウォレットは仮想通貨を入れておく財布――の鍵です。
というのも、仮想通貨は必ずブロックチェーン上で動きます。
つまり、どこかの携帯端末に入っていたり、PCの中に入っているわけではありません。
なので、スマホを失くしたりPCが壊れたとしても持っている仮想通貨が消えてなくなるわけではありません。
じゃあウォレットは結局なんなのかというと――さきほども言ったとおり鍵なのです。
仮想通貨はブロックチェーン上のブロックの中に補完されている
仮想通貨はブロックチェーン上にある一つの箱の中に入っています。
そして、その箱にアクセスするには鍵が必要となります。
その鍵になっているのが、各アドオンやアプリとして存在しているウォレットなのです。
さらにいえば、本当に根本的に鍵の役割をしているのはそのウォレットを作る際に設定した秘密鍵(あるいはニーモニックコード)と呼ばれるもので、ウォレット自体はその鍵の出し入れや中身の確認を簡略化する便利道具という感じです。
てことはその秘密鍵とやらをほかの人に知られると……
一瞬で中身を抜かれます。
本当に鍵の役割をしているのは『秘密鍵』(ニーモニックコード)
この秘密鍵やニーモニックコードと呼ばれるものは、12個~24個の英単語で構成されています。
ウォレットを作る際には必ずその設定をする必要があり、そして絶対にデバイス上に保管してはなりません。
紙に書いて、金庫にしまうのです。
この秘密鍵は、ブロックチェーン上の特定の仮想通貨の財布にアクセスするコードであり、たとえスマホやPCを紛失したとしても別の端末を使えばまた同じように使うことができます。
ですので、下手にネットワークや電子端末上に保管しないかぎり、セキュリティはむしろ高いでしょう。
一方で、この秘密鍵が流出してしまうと誰でもそのウォレットへアクセスすることができてしまうため、誰にも教えないというのがなによりも重要になります。
もし仮想通貨の取引上で秘密鍵やニーモニックコードの提出を求められたら、100%scam(詐欺)なので絶対に教えないようにしてください。
ソフトウォレットとハードウォレット
さきほども説明したとおり、ウォレットは一般的にPCのアドオンやスマホのアプリ上で動くものが多いです。
そういったものはソフトウォレットと呼ばれます。
しかし中にはハードウォレットと呼ばれるものもあります。
こんな感じのもの
これは、ネットワークに繋がらない専用の端末のことです。
結局のところ、ソフトウォレットはインターネットに繋がっているため、そのデバイス自体がハッキングなどされればやはりウォレットの危機となります。
そういうときに備えて、ハードウォレットを使っている人も多いでしょう。
とはいえハードウォレットはソフトと比べて使い勝手はちょっと悪いので、大きな金額を扱うのでなければソフトだけでも事足りる気はする(個人の感想です)
セキュリティ自体は非常に高いので、気になる方はハードウォレットの購入を検討するのも良いと思います。
ちなみに私は主にSafePalを使っていて、このSG-1というハードウォレットはおすすめだよ、と友人に教えてもらいました。
気になる人は見てみてね。