ごきげんよう、シロマ(@shiroma_4646)だよ。
仮想通貨の取引をいろいろしていると、ガス代って言葉を聞くと思います。
結論から言うとぶっちゃけ手数料みたいなもんです。
でもブロックチェーンって中央管理者がいないって言ってなかったか?
そう、中央管理者(銀行や証券会社)がいないのにどこに手数料払ってんだって話なんですが、それは――
算数がすごいできる人(コンピューターを含む)に払われます。
仮想通貨取引で掛かる手数料(ガス代)とは
仮想通貨のやり取りはブロックチェーン上で行われている、という話を以前しました。
まだ読んでいない人はこちら
そしてDefiという自動お金交換所は銀行も証券会社も間に入っていないため、手数料が掛からないと言いました。
まだの人は併せてこちらへ
それでも「Defiで仮想通貨を交換する時、なんか手数料かかるんだけど?」ということに気づくと思います。
じゃあこの手数料ってなんなんだというと、ブロックチェーンというシステムをみんなで動かしつづけるために払っている利用手数料みたいなものです。
ブロックチェーン上のやり取りは膨大
ブロックチェーン上では、いまや数多くの仮想通貨が存在し、日夜取引が行われています。
しかし、中央管理者がいないため、企業が超計算能力の高いコンピュータを使って記録してくれたりはしません。
じゃあそもそもどうやってこの莫大な量の取引をネットワーク上で動かしているんだ、となるのですが、それは「ブロックチェーン上のやり取り計算しますよー」と言っている各個人(だいたいは法人)です。
ブロックチェーン上の計算請負業者(マイニング業者)
誰かが仮想通貨の取引をしたとき、その結果の計算をある人が請け負います(希望制)。
そしてその計算を完了すると、一定の報酬がもらえます。
その報酬として使われるのが、みんなが払っているガス代です。
ブロックチェーン上ではいろいろなものが自動で不正なく動きますが、その動きはとても一つのコンピュータではカバーできない量です。
だから、一緒に計算してくれる人をつどって、そして計算してくれたお礼にガス代を支払っているのです。
こうして得られる仮想通貨は、マイニング(発掘)された仮想通貨とも呼びます。
ほかの通貨を対価にするわけでもなく、計算するだけで仮想通貨を得られるので、そう呼ばれます。
そしてこのマイニングは、計算が正しくてかつ最も早かった人に報酬が払われるため、世界中にはこの計算をいかに早く行うかを生業とする人たちがいます。
そうした人たちをマイニング業者と呼びます。
国別で言うと、アメリカやカザフスタン、ロシアあたりがビットコインのマイニングでは上位にいるよ。中国は国が規制したので最近低迷気味だね。
アメリカとかロシアはわかるんだが、カザフスタンってのはなんか意外だった。