ごきげんよう、シロマ(@shiroma_4646)だよ。
この記事では、仮想通貨やNFTの売買で使われているネットワークシステム、その名も「ブロックチェーン」についてくわしく解説します。
ブロックチェーンとは
超ざっくり説明すると改ざんができないすごいシステム。
ざっくりしすぎじゃない?
だって難しいんだもん。
もうちょっと詳しく解説すると
もうちょっとくわしく説明すると、ひとつのシステムに記録されている今までの体制とは違って、全員でシステム上の全部のやり取りを同時に記録している全員記録システム。
仮想通貨の入出金はこのブロックチェーン上で行われているため、誰かが不正に数字を書き換えようとしても不可能とされている。
たとえば
たとえば、誰か一人が「私の口座には100万円が入っています(嘘)」と言ったとしましょう。
しかし、ブロックチェーン上においては、その嘘に対してほかの人が「いやお前の口座には500円しか入ってねえぞ(記録)」と言うことができます。
なぜなら、ブロックチェーン上でのお金の入出金は、全員が同時に記録しているためです。
でもそうなるとプライバシーとかなさそうじゃね?
たしかに、記録上はすべてのやり取りが見える状態になっているため、そこだけ見ればプライバシーはなさそうですが、それは口座の所有者が誰なのかがわかっている場合だけです。
あー、そういうことか。
現在の仮想通貨のやり取りは、専用の口座を通して行われていますが、その口座というのは基本的に本人確認(KYC)なしで開設できます。
つまり、仮に一つの口座のやり取りがすべてわかったとしても、それが誰のものなのかはわかりようがないのです。
現在の銀行のシステムと比べてみる
今の銀行のシステムを思い出してみてください。
預金通帳の数字はあくまで銀行が管理しています。
つまり、銀行が悪意を持ってその数字を書き換えることもできる状態です。
しかし、ブロックチェーンではその数字を利用者全員が記録しているので、誰かが勝手に数字を書き換えることができなくなっています。
悪意を持ったハッカーが自分の預金残高の数字(現金を引き出す権利)を不正に大きくしたいとなった場合、ハッカーは銀行のシステム(単一)に攻撃をしかければ改ざんができます。
しかし、ブロックチェーンの場合はハッカーが勝手にどれかの数字を書き換えても、その他の利用者大勢(数億人)がその不正を指摘できるため、デジタル上でのセキュリティがバカ高くなります。
また、そのチェーン上のやり取りをすべて記録しているため、NFTなどにおいては「誰が」「どういう経路で」そのNFTを持つに至ったかが完全に証明できるようになります。
こうなると、たとえば有名人を経由して手元に来たNFTなどは、その有名人が持っていた、という証明が取れるため、その経路によって付加価値がつく可能性などもあったりします。
このように、ブロックチェーン技術はセキュリティの高さのみならず、付加価値の新たな創造などがされる余地もあるため、今後はこういったシステムに色々なものが切り替わっていくのではとも考えられています。
今後は現行の様々なシステムがブロックチェーンへ移行する?【DAO】
こうしたブロックチェーンは、言ってしまえば中央管理者のいないシステムです。
つまり、銀行失くして正しく預金の管理ができるし、鑑定士失くして芸術品の真偽がわかります。
今後はそのほかの分野に関しても、ブロックチェーンの導入に関して管理者なしで運営される形がどんどんと増えていくだろうと言われています。
そうした、仮想通貨やNFT以外へのブロックチェーンの活用をDAO(分散型自律組織)と言いますが、DAOについてはまた別の記事で解説していこうと思います。
2022年はDAOの年になるのでは、と言われているよ。
とりあえず俺は世の中が便利になればそれでいいや。